【結果】好きなモノに囲まれた暮らしのアンケート(前編)
今回は「好きなモノに囲まれた暮らし」をテーマに、皆さんに趣味や、その道具の飾り方についてアンケートを行いました。148名の方にご回答をいただきました。
今回の結果では、現在の趣味は、「旅行」41.9%、「テレビ・動画鑑賞」33.1%、「映画鑑賞・音楽鑑賞」30.4%、「読書」24.3%、「フィットネス・トレーニング」21.6%、「テレビゲーム・パソコンゲーム」20.3%が上位を占めていました。これらは1人でも、室内でもできる趣味で、日常的に行い回数を重ねることで、深さを増して趣味になっているように思います。
その他にも、「園芸・庭いじり・ガーデニング・フラワーアレンジメント・華道」14.9%、「遊園地・動植物園・水族館などの見学」14.2%、「その他のアウトドアスポーツ」13.5%、「和裁・洋裁・編み物・手芸」12.2%、「スキー・スノーボード」10.8%、「キャンプ」10.1%、「自転車」9.5%、「演芸・演劇・舞踏鑑賞」9.5%といった、日常的には行えない趣味も一定数の人が支持していました。
また趣味を始めたきっかけは、「気づいたら始めていた」33.1%で、「友人・知人」13.5%、「SNS」10.1%、「情報番組」7.4%でした。「友人・知人」「SNS」といった外部からのメディアや人などに働きかけによるきっかけは約50%でした。
趣味に関するモノを、人を家に招いた際、見せたいと思いますかという問いでは、「見せたい」が71.6%(「是非見せたい」と「さりげなく見せたい」、「綺麗にディスプレイ出来れば見せたい」の合計)で、多くの人が自分の趣味に関するモノを見せたいと思っていることが分かりました。
今回の結果から、趣味には大きく分けて、人によってその頻度や深さは異なるものの、日課が繰り返されて趣味へと変化していくもの(「テレビ・動画鑑賞」、「読書」、「フィットネス・ヨガ・トレーニング」等)と、憧れから趣味へと変化していくもの(「キャンプ」、「自転車」等)の大きく2種類あることが見えてきました。
また、趣味の楽しみ方は人それぞれですが、道具を買い揃えて趣味を楽しむ人と、シンプルにその趣味を楽しむ人とに分類されることも想像ができました。特にキャンプや釣りといった憧れが起点となっている趣味には道具も多く、コレクターのような感情が生まれ、たくさんのモノを収集する人もいます。そのため、「キャンプのために憧れの道具は揃えたけれど、キャンプのやり方が分からない」という話もたまに聞きます。
こうして趣味を通じてモノが増えていくと、それを「見て欲しい」という気持ちが、私たちの中にはあることも分かりました。最近は、ネットで検索をするとリコメンド広告が出て、様々な商品をお勧めしてくれます。趣味は消費とセット。もしかしたら自分で決めていると思っている趣味も、私たちを取り巻くマーケティング環境から、気づけば趣味になっている、そんなこともあるかもしれません。