【結果】洗濯に関するアンケート(後編)
今回は、洗濯を中心にした暮らし提案を考えるにあたり、洗濯に関するアンケートを実施しました。
一言で洗濯と言っても、洗う前の仕分けから干して・たたんで・しまうまで、多くの工程と時間がかかります。避けては通れない日常の家事として、洗濯の実態を知り、そこに隠れているストレスや、各ご家庭での工夫を伺いました。
アンケートの結果は「【結果】洗濯に関するアンケート(前編)」(2021年4月9日掲載)をご覧ください。ここでは皆様の思いや工夫・要望を中心としたフリーコメントの一部を紹介します。
今回の調査では「毎日」洗濯している人は47.9%、「週4~6日」は12.5%と約6割の人が週4日以上洗濯をしていました。また洗濯と一言で言っても、その前後に仕分ける・干す・たたむ・しまうといった付帯する作業があり、57.3%の人が約1時間前後の時間をかけて日々洗濯をしていることもわかりました。ま た、洗濯のタイミングは家族のライフスタイルを反映するものでした。
洗濯をする時間は、「朝」「夜」が、それぞれ31.4%です。既婚者では65%の人が「夜」に洗濯をしており、そのうち共働き家庭は89.6%でした。
フリーコメントから分かったことですが、夜に洗濯をする理由は、朝は忙しくて時間がない、作業着やユニフォームなど朝までに乾かしたいものがある、入浴のタイミングでその日着ていた家族全員分の服を洗濯したい、浴室乾燥機にかけて寝るから、花粉症の為、夜間の加湿の為に室内干しをするからなどで、「仕事との関係」や、「入浴後」「その日のうちに」洗濯を終わらせたいという人が多かったです。
一方、朝に洗濯をする主な理由は、日光に当てたいから、出勤前に干したいから、洗濯物が出そろうから、残り湯を利用したいからなどでした。
また、洗濯物を室内に干すのは、「花粉症対策」や「加湿の為」や、室内でも窓際に干している人は、「室内でも日に当てたい」という声もありました。他に、「夜に洗濯するので外には干さない」という人もいます。天候や洗濯物の種類によっては、洗濯機の乾燥機能や浴室乾燥器を併用している人も多いようです。
洗濯物をたたまない理由としては、「またすぐ着る服をたたむ行為が無駄」という声や、「下着はたたまずに専用BOXに入れるから」という声もありました。
住宅設計におけるご意見では、「洗面所の広さ」や「収納」、「動線の要望」に関する意見が多かったです。