【結果】セカンドハウスに関するアンケート

母数: n=130
欲しかった暮らしラボでは、移住をテーマにした商品開発を研究しています。
前回の移住のアンケートやインタビューでは定年前後で移住を考えているという人が多い結果となりました。今回は移住とは別の視点で、セカンドハウスとして家を持つということにフォーカスし、アンケートを行いました。
今回のアンケートでは、年齢によってセカンドハウスの利用目的と、セカンドハウスを持つ際に重要なことで、結果が大きく別れました。
全ての年代でセカンドハウスの利用目的は、「リフレッシュのため(自然に親しむ)」、「二拠点生活のため(都会の中とは違う暮らしをしてみたい)」が上位を占めます。年代別に見てみると、40代では上記に続き、「レジャーやスポーツを楽しむため」と「静かにゆっくりとした時間の中で仕事をするため」が12.6%、「投資目的(民泊・賃貸住宅として貸し出すため)」が6.8%でした。60代では、「レジャーやスポーツを楽しむため」が9.8%、「投資目的」の人は1.6%しかいませんでした。
また、セカンドハウスを持つ際に重要なことでは、40代は「心地よさ」が21.7%で最も多く、60代では「利便性」が20.5%で最も多い結果となりました。
こうした結果から、40代はもう一度暮らしを見つめ直したい、子どもも大きくなって、自分のことや夫婦の在り方を考える時なのかもしれません。投資目的の人も多く、これからもっと稼ごうという意欲も伺えます。その意味でもセカンドハウスを持ちながら仕事の環境を変えたいというニーズもあり、仕事中心の暮らしは変わらないかもしれないのですが、都会での暮らしに多少の疑問はあるのかもしれません。
一方60代はゆっくりとした時間を過ごしたい、仕事を終えたゆとりとこれからの人生の希望を感じるとともに、病院や買い物などの利便性も求める傾向があるようです。投資のニーズは少なくなります。
そうした傾向は、理想を求める40代、現実を見据える60代というふうに捉えてみることもできます。
これらのアンケート結果をもとに、座談会を行う予定です。欲しかった暮らしラボではセカンドハウスのニーズとその背景についてさらに研究を深めていきます。