【結果】トイレ・洗面空間に関するアンケート
フージャースでは、快適なトイレ・洗面空間について研究を進めています。
以前、トイレに対する価値観や現状を探るアンケートを実施した結果、用を足しながらトイレで他のことをする人は66.7%と半数を超えており、また、トイレという目的が明確な空間に、ゆとりや変化を求めている人は2割ほどという結果でした。
アンケートの結果は、欲しかった暮らしラボにて「【結果】トイレ空間の可能性に関するアンケート」で報告しています。(2023年12月22日掲載)
アンケートや座談会の結果を踏まえて、トイレと洗面空間について、さらに研究を進めていく中で、いくつかの仮説が出来てきました。
特にシニアは、トイレと洗面空間が近いことで、入浴前後のトイレ移動がスムーズになったり、移動距離が短くなることでの転倒リスクが軽減したりと、身体的な負担も軽減されるのではないか。
フージャースが提供する「デュオセーヌ」のような、自立したシニアが暮らすマンションでは、身体的負担が軽減することは、暮らしやすさにつながると考えています。
今回は、高齢の方も、高齢でない方にもトイレ・洗面空間に求めることは何か聞いてみました。
今回は様々な世代やライフスタイルの方の回答があり、意見も多岐にわたっています。
「トイレ・洗面空間に求めることは何か」という設問のフリーコメントを分類すると、「清潔」に関するコメント29.4%、「掃除のしやすさ」に関するコメント19.6%、「使い勝手の良さ」に関するコメント18.6%、「収納」に関するコメント17.5%となっています。
主なコメントとしては、
「清潔」:清潔感を保ちやすい作り。清潔を保ちやすい工夫や臭気対策。など
「掃除のしやすさ」:掃除がしやすい床・壁材。除湿・消臭・掃除のしやすさ。など
「使い勝手の良さ」:利便性。快適性。機能性。使いやすいレイアウト。二人以上で同時使用できる空間。作業空間としての使いやすさ。など
「収納」:必要なものを収納できるスペースの充実。収納と機能性、狭い空間にいかに機能を詰め込められるか。生活感を隠せる収納。など
「換気」:換気が優れ、臭気・カビの発生が抑制される。臭いがこもらない。洗面室は換気しやすい環境、埃などが溜まりにくい隙間の少ない作り。可能ならトイレに窓がある方が良い。など
「広さ」:ある程度の広さ。使い勝手がよく、コンパクトにまとめたい。など
「トイレはプライベート空間」:家族であってもプライベートゾーンを確保したい。トイレは完全にプライバシーが守られて、臭気などがこもらない空間。など
「トイレは独立・個室空間」:トイレは狭くていいので、独立していて欲しい。トイレは、1人でゆっくりしたい空間、誰かに邪魔はされたくないので個室感が望ましい。など
「落ち着ける空間」:トイレは清潔感、リラックス感を求める。匂いも音も気にせずに、ゆっくりと過ごせる事。トイレでは落ち着き、浴室では癒し。など
「洗面所の明るさ」:洗面所は明るさ重視です。洗面所には明るくて清潔な空間を求めます。など
「その他」:夏、冬の空調。家族の動線。室外部に音漏れがしないこと。トイレで何か事故があった場合に扉が開けやすいようにしてほしい。など
様々な世代やライフスタイルの方の回答を、一言でまとめると、トイレ・洗面所は、清潔に保つために掃除がしやすい材質。利用頻度も高いトイレは、どこからも動線がいいこと。洗面空間は、収納も充実して使い勝手がいいこと。また、トイレはひとりになれるプライベート空間で落ち着けるという声もありました。
一方、高齢者は、トイレへの動線や洗面空間の使い勝手の良さを、重視するようです。
フージャースが提案するトイレと洗面空間が同じスペースにあるプランは、「高齢者」「単身者」にとっては、機能的で利用しやすいという声がありました。トイレと洗面空間が同じスペースにあることで、身体的負担が軽減し、暮らしやすさにつながるのではないかという仮説は、「高齢者」「単身者」においては有益で、使いやすく魅力のある空間となる可能性がありそうです。