【結果】ひとり暮らしのライフスタイルに関するアンケート(2)
わたしたちが提供している単身女性向けの分譲コンパクトマンションのブランド、デュオヴェール。できるだけ低価格の1LDKを実現するために、ギリギリまで専有面積を小さくしていますが、狭さを感じさせない空間と機能を備えています。
デュオヴェールを供給するなかで抱いたのは「わたしたちの思い込みによるモノづくりになっていないか」、「暮らす人にきちんと目を向けられているか」という疑問でした。
そこで、「リアルでニッチなこだわり」に目を向け、最大公約数的ではないモノづくりをしようと、ひとり女性のこだわりカードを開発しました。詳しくは、「ひとり女性のこだわり」2021年5月21日掲載の記事で紹介しています。
当時実施した「こだわりカード」を使った座談会では、短い時間でしたが会話が弾み、暮らしのこだわりや様々な悩みが出てきました。
ひとり暮らしの楽しさ、ちょっとした寂しさ、ルーティーンや自分のルール…等々。
それらの会話を参考に、ひとり女性のニッチなこだわりを間取りに落とし込んだプランを考えました。
今回考えたプランは、「ニューおうち時間のための趣味以上仕事未満を充実させる間取り」。
これは、「こだわりカード」を使った座談会で得られたニッチなこだわりから発想したプランです。
このプランについて、ご意見いただきたくアンケートを実施し、130名の方にご回答いただきました。
コロナ前と現在の働く場所を聞く設問では、コロナ前では「リモート勤務は無い(完全出社)」82.3%。「月に何度か出社する」0.8%、「出社は無い(完全リモート)」3.8%で、ほとんど出社しない人は4.6%でした。現在では「リモート勤務は無い(完全出社)」62.3%。「月に何度か出社する」3.1%、「出社は無い(完全リモート)」8.5%で、ほとんど出社しない人は11.5%です。リモート勤務は無い(完全出社)の割合が、コロナ前と比べて、20ポイント低くなっています。また出社は無い(完全リモート)は、5ポイント増えており、コロナ禍による働き方の変化は、一部継続しているといえます。
リモート勤務をする人の作業場所は、「自宅のダイニングスペース」58.3%。「自宅の書斎(仕事のための部屋がある)」「自宅の仕事スペース(仕事のための部屋は無いがデスクは別にある)」が26.7%でした。リモート勤務をしている人のうち、自宅に仕事のためのスペースがある人は96.7%になります。
その仕事をする場所に対して63.2%が満足。不満を感じている人は、36.8%でした。
資料を広げるには、ダイニングスペースが最適だが、食事のたびに片付けないといけないという不満もあります。一方、作業ができるように広めのダイニングテーブルを購入したという声もありました。
作業場所に不満を持っている人で、「仕事等のための部屋は無くても、ダイニングテーブルとは別にスペースがある」ことを望む人が45.7%でした。
自宅で机に向かって作業をすることがあるかという設問では、「趣味」23.1%、「資格などの勉強」「趣味以上仕事未満のこと」16.2%、「その他」18.5%。机に向かって何かしら作業をする人は76.9%になります。
ひとり暮らしをするうえでのこだわりを聞くと、マンションや部屋に関するこだわりの他に、暮らし方やインテリア、モノの量などにもこだわりがあるようです。
不要なモノを減らしお気に入りの家具や小物・食器を揃えたり、コンビニで買った総菜でもお気に入りの小皿に移して食べたり、自分の個性を表現するインテリアに統一したりと、自由にそして落ち着ける丁寧な暮らしを求めて、ひとり暮らしを大切にしている人が多いことが分かりました。