【結果】防音マンションに関するアンケート

実施日: 2024年7月5日(金)〜7月21日(日)
母数: n=居住者318 居住意向者362

私たちフージャースは、防音性能を備えたマンションについて研究しています。

防音マンションを計画するにあたり、7月にアンケートを実施しました。
アンケートの目的は、実際に防音マンションに住んでいる方に現状をお伺いし、新しい防音マンションの参考にしたい。また、今後防音マンションに住みたいと考えている方のご意見も伺い、どのような要望があるかお聞きする。アンケートの結果を参考にし、ニーズを活かしたマンションを作りたいと思っています。
アンケートは、欲しかった暮らしラボと調査会社にも協力を頂き実施しました。

 

現在防音室に住んでいる人(以下、居住者)が防音マンションを選んだ主な理由(目的)は、「リモートワークのため」32.7%、「映画、ドラマ、動画コンテンツなど鑑賞のため」27.4%、「読書・勉強のため」20.4%でした。
今後防音マンションに住みたい人(以下、居住意向者)が防音マンションに住みたい理由(目的)は、「映画、ドラマ、動画コンテンツなど鑑賞のため」37.6%、「読書・勉強のため」22.4%、「リモートワークのため」19.3%でした。
「音楽の演奏・制作のため」は、居住者18.6%、居住意向者18.2%、「ペットの飼育のため」は、居住者18.6%、居住意向者13.5%という結果でした。
特に、シングルでは「映画、ドラマ、動画コンテンツなど鑑賞のため」がトップで、居住者36.3%、居住意向者49.5%です。カップルでは、居住者は「リモートワークのため」42.3%、居住意向者は「映画、ドラマ、動画コンテンツなど鑑賞のため」41.3%がトップという結果でした。

防音室を選ぶ理由として、「リモートワークのため」が高くなっていますが、リモートワークの頻度を聞く設問では、「リモートワークはしていない」居住者43.9%、居住意向者65.7%、「週に1日出社」「月に2~3日出社」「月に1日出社」「ほぼリモートワーク/月に1日未満」の合計が、居住者16.4%、居住意向者15.5%でした。

居住者に、現在お住まいのマンションを選んだ理由を聞くと、「防音性能が良いため」30.2%で、「求めていた広さ・間取りだったため」54.7%、「予算に合っていたため」55.7%と、防音マンションだからというより、間取りや予算が優先された結果だということが分かります。

防音マンションを選ぶ際の妥協点の確認として、項目ごとに諦められるかどうかを聞きました。
マンションの広さ・間取りが求めていたものより狭くなることに対して「妥協できない・諦められない」は、居住者35.1%、居住意向者22.2%でした。
予算が高くなることに対して「妥協できない・諦められない」は、居住者19.2%、居住意向者24.1%でした。
防音の防音性能、遮音性(D値)が低くなることに対して「妥協できない・諦められない」は、居住者21.4%、居住意向者25.7%でした。特にシングルでは、「妥協できない・諦められない」は、居住者26.5%、居住意向者34.0%と高くなります。
防音室の大きさが狭くなることに対して「妥協できない・諦められない」は、居住者13.0%、居住意向者10.0%で、防音室の広さへのこだわりは然程高くないと言えます。

今回のアンケート結果から、防音室の利用が多用途に分かれており、音楽制作をする人だけが防音室を求めているのではないことが分かりました。
フージャースでは、この結果を踏まえて、顧客にニーズと商品プランの研究を一層深めていきます。