新しい暮らしの提案プラン
「enキッチン」「moreキッチン」のある暮らし
お住まいの方へのアンケートとお宅訪問より
私たちは、常に皆さんの声を聞き、新しい暮らしの提案を続けています。そして実際に完成したプランにお住まいの方に、アンケートを実施して、利用方法やその使い勝手を伺っています。
今回は、「enキッチン」と「moreキッチン」についてです。どちらのキッチンも「欲しかった暮らしラボ」でLDKでの過ごし方について伺った皆さんの声を元に生まれました。
詳しくは、「住まいの新しい価値を体感できる「銀座レジデンスギャラリー」【フージャースの建築めぐり】建築担当の裏話編」(2023年8月4日掲載)で紹介しています。
今回アンケート・お宅訪問にご協力いただいたのは、enキッチンが標準採用、無償でmoreキッチンをセレクトできるデュオヒルズ仙台富沢にお住まいの方々です。
入居者アンケート(回答:47%)と4件のお宅を訪問させていただき伺ったご意見から、特徴的な意見もまとめてお伝えします。
「enキッチン」「moreキッチン」の特徴
以前「欲しかった暮らしラボ」で行った座談会やアンケートの結果から、最近はキッチン、ダイニング、リビングの区別がなくなりつつあり、それぞれが種類の異なるコミュニケーションを取る場所となっていることがわかりました。その中でも大きな役割を占めるキッチンを中心に検討を重ね、一般的な横向きの対面キッチンを縦に配置するプランを考えたところからenキッチンとmoreキッチンは生まれました。「家族とつながるキッチンのあるダイニング空間」が共通するコンセプトです。
enキッチン
キッチンと一体となった大きなカウンターテーブル、コミュニケーションをとりやすいオープンキッチン、家事がラクになる動線と配置、の3つが大きな特徴です。
moreキッチン
enキッチンのオープンさと回遊性はそのままに、通常の1.5倍幅の食器棚を標準設置して収納量をアップさせました。作業スペースもたっぷりあるプランです。
家事分担について
入居者アンケートの結果
en/moreキッチン購入者は家事の分担率が高く、約8割が家事を分担しているという結果になりました。特に若い世代の分担率が高くなっています。
食事の片付けとお風呂掃除は、キッチンの形に関わらずご主人が行っているご家庭が多いようです。
キッチンの役割について
入居者アンケートの結果
キッチンの調理以外の役割を伺うと、「家族のコミュニケーションの場」と回答された方がen/moreキッチン購入者では55%おり、弊社でアンケートした他物件の倍以上となりました。
en/moreキッチンを使って暮らしや気持ちに変化があったかを伺ったところ、約7割の方が「変化があった」と答えています。具体的には「作業時に家族とぶつかることがないのでイライラすることがなくなった」「洗い物をすぐやるようになった」「家族とコミュニケーションも取りやすく、子どもたちの様子も常に見られて安心できるようになった」などの変化があったそうです。
enキッチンについて
入居者アンケートの結果
・満足度・良かった点
enキッチンを実際に使ってみた方の約8割が「満足」と回答しています。良かった点としては、センターキッチンという特別感、家事効率がアップする回遊動線、LDKが一体となっている開放感、が多く挙げられています。また、キッチンを中心とした家族のコミュニケーションが増えたり、キッチンにいながら子どもの見守りや勉強を見ることができたり、家族との関わりに関する意見も多く挙がりました。
・カウンターはどのように使っていますか?
カウンターは物置や家電置き場として使っている方が多いようです。訪問した2件のお宅でも、実際にそのような使い方をされていました。お子様の勉強スペースとして使われることを想定していましたが、奥様のワークスペースとして使われているご家庭が多い結果となりました。
お宅訪問/入居者の声
気に入っている点
・二方向で使えるのがいい。
・動線がいい。
・子どもの様子が見えるのが安心。
・主人とコミュニケーションがとりやすい。
・食器棚がキッチン背面に無く、家電も一か所にまとめられた。
moreキッチンについて
入居者アンケートの結果
・満足度・良かった点
moreキッチンは皆さんにご満足いただけています。良かった点にはenキッチンと同様に、センターキッチンという特別感、家事効率がアップする回遊動線などが挙げられています。その一方、enキッチンで多く挙がった「キッチンを中心とした家族のコミュニケーションが増えた」と回答される方はいませんでした。
食器棚については、位置や収納力など全体的にご満足いただけたようです。
お宅訪問/入居者の声
気に入っている点
・料理を出すとき、片付ける時に便利。
・回遊動線がいい、人と被らない。
・キッチンと背面食器棚の間が広くなり使いやすい。
・食器棚上は盛り付けや配膳前の食器置きスペースとして利用している。
・遊んでいる子どもを見られる。
アンケートとお宅訪問を終えて
本物件のお客さまは、家事の分担率が高く、キッチンをコミュニケーションの場として捉えている方が多くいらっしゃいました。アンケートとお宅訪問を通して、プランを作る際に想定した「キッチンもコミュニケーションの場になっている」という仮説を裏付ける結果が得られたと感じています。
特にenキッチンは小さいお子様のいるご家族の購入が多く、家族間のコミュニケーションや子どもの見守りを重視する方が多かったです。moreキッチンを選ばれた方は「前の家で使っていた食器棚を置きたかった」「背面の食器棚に憧れがあって」など、食器棚に着目する意見が聞かれました。
どちらのキッチンも特別感と回遊動線は評価されるポイントで、比較的若くコミュニケーションや子どものことを中心に考えていたり、他にないものを求めたりする方はenキッチンを、それより上の年代で、長い目で見てカウンターの必要性が低いと考えた方がmoreキッチンを選んだと言えそうです。
引き続き、フージャースでは暮らしやすいプランを研究し、幅広いお客さまに喜んでいただける暮らしを実現していきたいです。