【結果】移住に関するアンケート(3)

欲しかった暮らしラボでは、移住をテーマに研究を進めています。今回はアンケート結果の報告の第三弾で、各年代別の傾向について分析して見たいと思います。 

移住に関心のある方に行ったアンケート結果は、
【結果】移住に関するアンケート(1)」(2024526日掲載)
【結果】移住に関するアンケート(2)年代別」(202465日掲載)
の記事で紹介しています。 

今回は分析にあたって、レーダーチャートを使ってみました。各質問項目に対しての結果を並べていますが、見やすいように30代はピンク、50代は黄色で塗りつぶしています。 

こうやって比較すると2030代と5060代での考え方の違いがよくわかります。どの年齢層も、ゆっくりとした時間への過ごし方への憧れが強い中で、2030代では自然の中で静かなところへの憧れが強く、自然豊かな場所への希望が想像できます。その一方、30代で特に顕著ですが、家族もできるので仕事面への不安や駅前や買い物に便利なところでの生活への希望も高いようです。

年齢が高くなると資産性や仕事面での要求は高くなく、年齢を重ねることでの健康的な生活や医療環境への関心が高くなるようです。

確かに定年まで、またはある程度の貯蓄を持って移住したい人と、これから稼がなければならない若い人では置かれている境遇が違うでしょう。若い人の要求は、理想を追求するという意味でその全てが叶うわけではありませんが、社会の流れとして、良い大学を卒業して、大きな会社に入ってという一般解は減っているようにも見えます。レジャーについても仕事の合間にいくレジャーと違い、身近にそれらの環境を置くことで、仕事と遊びのウェイトが変わりつつあり、より人生を楽しむという方向に向いているのかもしれません。