欲しかった暮らしの実現を目指す、「こころ躍る、コミュニティ室」
こころ躍る、コミュニティ室の誕生
私たちフージャースには、「こころ躍る、コミュニティ室」(以下、ここコミ室)という部署があります。
ここコミ室は、2011年の東日本大震災を機に、コミュニティ形成が共同住宅の重要な価値となると考え、立ち上げました。以降、フージャースのコーポレートスローガンである「欲しかった暮らし」を構成する大切な活動として、続けています。
ここコミ室では、入居前に実施するマンション居住者同士の顔合わせイベントを中心に、これまで多くのコミュニティイベントを開催してきました。イベントの開催後には、
「上下左右の部屋の方と初めて話ができて安心しました。」
「実は、パパ同士も繋がりたかったんです。良い機会をありがとうございます。」
などといった反響をいただいてきました。
こういった声から、マンションデベロッパーとして、「建物」だけでなく「コミュニティ形成のきっかけ」を提供することが、お住まいの方の「欲しかった暮らし」の実現に繋がっているのだと、確かな実感を持っています。
新たなステージを迎えたここコミ室
立ち上げから10年が経ち、イベント実施回数は400回近くとなりました。
その間、フージャースの住宅供給エリアは大きく広がり、全国規模となりました。また、共働き世帯の増加やテレワークなどの働き方の変化などから、マンション内で求められるコミュニティの形も少しずつ変わってきているように思いました。
そこで私たちは、今年2022年に改めてここコミ室におけるコミュニティの在り方を見直すことにしました。
フージャースのマンションに暮らす居住者は、どのようなコミュニティを必要としているのか。また、お住まいの方が今はコミュニティの必要性を感じていなくても、いざという時に助け合えるような関係性を日頃から築くためにはどのようにすればいいのか。
町内会や、PTA、趣味のサークルなど、世の中には多くのコミュニティがあります。しかし、所有するマンションのコミュニティとなると、それらよりも物理的距離が近く、さらに長期に渡る関係性となることから、抵抗感を抱く方が多いことも事実です。
そこで私たちは、いつも会わなくても、会ったときに気持ちよく挨拶を交わし、いざという時には助け合える「程よい距離感」の近隣関係を目指すことにしました。
そのきっかけづくりとして、これまで実施してきた顔合わせイベントを考え直し、出来上がったイベントを「ご近所Sunday」と名付けました。日曜日の昼下がりに、ご近所さんが集まって話をしたり、食事をしたりして楽しい時を過ごす。そんな光景を浮かべてのネーミングです。
デベロッパー主体で大きなイベントを企画し、お住まいの方に参加いただくだけではコミュニティはうまく育ちません。コミュニティは、当然ながらマンションの居住者の方が主役で、無理のない範囲で、時間をかけて築いていくものです。
ですから、「ご近所Sunday」は費用や心理的負担なく継続できる仕組みであること、居住者の方が「自分たちでも続けられそう、続けたい」と思ってもらえる企画であることを大切に考えています。
なお、イベントは「ご近所Sunday」だけではなく、単身世帯の多く住むデュオヴェールシリーズでは「オーナーズパーティー」、テナントとしてベーカリーが入っているマンションでは、ベーカリー主催のパン教室など、マンションの特徴や居住者のニーズに合わせて、検討を進めています。
また、「きっかけづくり」は、イベント企画のみとは考えていません。マンションの共用部の在り方にも工夫ができそうだと考え、これまでに分譲したマンション共用部の利用状況などの調査から進めています。
フージャースのマンションに暮らす方々にとって、そのマンションが居心地よい場、そしていざというときに安心できる場となるように、私たちは「こころ躍る、コミュニティ」を築いていきます。
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