働くことと子育てを考える

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

働くことと子育てについて考えてみようと思います。

産後育児休暇を取ることは、ごく一般的な社会になってきたようです。共働き世帯の数が専業主婦の数を上回ったのは2007年。それから16年、今では女性の社会での活躍もかなり進んでいます。
そして、子育てが、必ずしも女性の仕事という時代でもなくなってきました。専業主夫という言葉も生まれていますが、ここでは共働き世帯の女性への負担が多いという一般的な声を元に書いています。しかし、その逆も大いにありえるでしょう。

子育てと社会で働くことの両立は大変ですが、インタビューをしていると良い面もあるようでした。それは大人の社会との交流です。例えば、専業主婦は、24時間子どもといます。たまには一人で過ごしたい、買い物にいきたい、ぶらぶらと街を散歩したい、本をゆっくり読みたいなど、子どもと一時離れたいという気持ちが起きるものです。そしてパートナーが毎日仕事に行く場合、その間は話し相手もいないとなると、ストレスは大きくなるようです。

一方で仕事へ復帰する人は、子どもを夕方保育園に迎えに行き、それまでの間は大人の社会と交流ができます。時間の制約というプレッシャーはありますが、それでもその大人の社会との交流は、自分自身の時間に戻れる時です。仕事をしている間は、子育てのストレスから解放されるのかもしれません。

フージャースでは、働く人の子育て支援に特化した賃貸マンションを考えています。特に託児機能を持つマンションを考えているのですが、座談会を終えてみるとこうしたサービスが必要なのは、専業主婦や子どもを続けて出産したお母さんかもしれません。あるいは緊急の時に送り迎えをしてくれて、マンションまで送ってもらえるサービスの方が、重要なのかもしれないと思いました。また子どもが病気にかかったり、学級閉鎖になったりした時などの対応もあるでしょう。今では行政のサービスも充実し始めています。こうした行政サービスを利用しながら、幼児期の子育てを乗り越えるのが賢明かもしれません。
定期的な送り迎えの課題は、幼児期より小学校低学年の時の方が大きいようです。学童や塾への送り迎えです。一般的に小学校低学年の場合は2時ぐらいには帰宅し、習い事に出かけます。このあたりのことは、小学校低学年の子ども持つ家庭の問題として、さらに考える必要がありそうです。

子どもが幼児期に働くということは、大人の社会と接点がもて子育てのストレスを軽減してくれるかもしれないということ。あなたはどう思いますか?

 

ミニアンケート

働くことは子育てのストレスを解消するのに効果的だと思う。

お答えいただくとこれまでの結果が表示されます。

Loading ... Loading ...