ひとり女性の“気持ち”から考えた、
コンパクトマンション向けプラン

ひとり女性のこだわりカードと、欲しかった暮らしラボから生まれたプラン

欲しかった暮らしラボでは「ひとり暮らしのライフスタイル」をテーマに、アンケート、座談会を実施し、皆さんからの声を伺ってきました。
その声を参考にして生まれた3つのプランは、ひとり暮らしの間取りの選択肢が広がっており、「デュオヴェール川越」のモデルルームにて案内しています。

フージャースでは、「ひとり暮らし」をテーマに、女性のこだわりを可視化するカードを開発し、座談会を重ね、暮らしのストーリーがあるプランを考えました。その後もアンケートや座談会を重ねて、「ひとり暮らしのライフスタイル」を研究しています。

デュオヴェールは単身女性向けの分譲コンパクトマンションです。できるだけ価格を抑えるために専有面積を小さくしていますが、狭さを感じさせない空間と機能を備えています。
デュオヴェールを供給するなかで、「わたしたちの思い込みによるモノづくりになっていないか」、「暮らす人にきちんと目を向けられているか」という疑問が湧いてきました。そこで、「リアルでニッチなこだわり」に目を向け、最大公約数的ではないモノづくりをしようと、ひとり女性のこだわりカードを開発しました。詳しくは、「ひとり女性のこだわり」(2021年5月21日掲載)の記事で紹介しています。

こだわりカードを利用し2021年に実施した座談会で得られたニッチなこだわりから発想し生まれたのが、「土間クロゼットのある部屋」「バックヤードのある部屋」「自然光の入る明るく暖かい寝室」の3つのプランです。それぞれのポイントを、皆さんの声と共に紹介します。

また、欲しかった暮らしラボでは、これらのプランをよりブラッシュアップするためにアンケート、座談会を実施しています。
【結果】ひとり暮らしのライフスタイルに関するアンケート」(2024年3月1日掲載)

 

土間クロゼットのある部屋(クロゼットでお帰りプラン)

こだわりカードを利用した座談会で、「仕事を終え疲れて家に帰った時でも、帰ってきて寝るだけの生活なんて味気ないから、なんとしてもリラックスできる時間を作りたい」というひとり暮らし女性たちの希望がありました。外のものを部屋に持ち込まず、帰宅してすぐに清潔になりON/OFFを切り替えられる空間として発想したのが土間クロゼットです。

「土間クロゼットのある部屋」は、玄関に入ってすぐのところに土間と、それと繋がる3畳半ほどのウォークスルークロゼットを設けたプランです。帰宅後すぐに外で着ていたものやカバンを部屋の中に持ち込まずにしまうことができ、出かける時には玄関先で準備ができます。帰宅時の清潔とリラックスに着目し、忙しい日々の中で癒しの時間を増やすことを考えた間取りです。
毎日忙しく働いている方にとって、家でリラックスする時間はとても大切。その時間をいかに質良く長く過ごせるかを考える時にポイントとしたのが、ルームウェアに着替えることでした。仕事がある日に帰宅して開放感を感じるタイミングを、アンケートで伺うと、「外出着からルームウェアに着替えたとき」50.7%、「上着・ジャケットを脱いだとき」28.3%と多くいらっしゃいました。また、85%の人は帰宅後すぐに着替えをしていました。その中には、帰宅後すぐにお風呂に入ってから着替えるという方も含まれています。
家に帰ったらまず着替えたい、清潔にしてさっぱりしたいと思った時、玄関の土間にクロゼットがくっついていれば、着替えをそこから持っていってお風呂へ直行できます。帰ったら着替えるという動作を短縮できれば、それだけ長くリラックス時間を取ることができます。同時に、「外で着たものを部屋の中に持ち込みたくない」「ウイルスや花粉を室内には入れたくない」といった希望も叶えられる間取りです。

詳細はこちら heyagi.pdf

 

バックヤードのある部屋

こだわりカードを利用した座談会で、「家に帰ってきたときや、寝起きで部屋を見渡したとき、生活感のあるものが目に入ったり、片付いていなかったりすると、テンションが下がります」というひとり暮らし女性たちの声から、余裕のない日があっても、インテリアで設えたリビングがいつもきれいに保てるようにと発想したのが、バックヤードです。

「バックヤードのある部屋」は、室内に4畳を超える広いバックヤードを設けたプランです。忙しい毎日の中、片付けまで手が回らないけれど部屋の中はすっきりさせておきたい、と思っている方は多いのではないのでしょうか。実際、「常に部屋をきれいに見せたいので、平日に洗濯物は麻のバッグに入れて隠している」「家に帰ってきた時に部屋が片付いていないと、自分がだらしない気がして嫌」という声を伺いました。そこで考えたのが、いつでもリビングをすっきりした状態に保てるように、効率的で大容量収納できるバックヤードを作ることです。
バックヤードには、ハンガーパイプや可動棚、使いやすい高さのカウンターを設置しています。洋服類をしまうクロゼットとしてはもちろん、カウンターで洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたり、メイクをするなどの作業もできます。
窓があるので洗濯物を部屋干しする場所としても考えて作りました。洗濯物を部屋干ししている方は多いものの、その場所や、部屋干しする際に料理の匂いやリビングが雑多になりテンションが下がるというお悩みが聞かれました。バックヤードに干す場所があることで、空間を分けることができ、干して収納するまでの動線もスムーズになります。除湿器やサーキュレーターなども使えるようコンセントを付けました。
キッチンから行き来しやすいので、大きなパントリーとしての使用も可能です。置き場に困るという声が多い飲料や日用品などのストック品も、いつまでも置き場が定まらないままその辺に置くことがなくなります。
洋服から日用品まで、あらゆるものを収納できるバックヤードがあることで、いつでもきれいなリビングでくつろぐことができます。

詳細はこちら omotemouramo.pdf

 

自然光の入る明るく暖かい寝室(二度寝の幸せプラン)

こだわりカードを利用した座談会で、「休みの日は、いつもの時間に目が覚めても、二度寝できるのが幸せ」というひとり暮らし女性たちの声から発想した、頑張らないことを肯定する、幸せな二度寝や昼寝をするためのプランです。アンケートからも、休みの日は二度寝や昼寝をするという方も多く、横になって寝られ、自然光が入って明るく暖かい場所が、皆さんの理想の寝場所だということがわかりました。

「自然光の入る明るく暖かい寝室」は、日の入る南側に寝室があることで、気持ちよく二度寝や昼寝をしていただけるのではないかと考え、リビングと一体となる寝室をバルコニー側に設けています。朝起きて、寝室からリビングに行くのが億劫だという方もいらっしゃいましたが、リビングの側にベッドがあると、起きてからの動線も楽で、ベッドからテレビを見ることもできます。一般的なコンパクトマンションの寝室では味わえない解放感があり、風通しも良く、日の当たる場所に寝具を置いておけるのも利点です。
夜のおやすみ前にはゆったりとした時間を過ごせるよう、天井にはダウンライトを設置しました。
ひとり暮らしのワンルームだと、リビング空間にベッドがあるのも一般的ですが、その際気になるのが料理の匂い移りです。アンケートでも、寝室空間で好ましくないものとして「料理の匂いが入ってくる」を選ばれた方が半数以上でした。匂いの問題を解決するため、キッチンが独立した間取りになっています。

詳細はこちら nidone.pdf

 

3つのプランは、最初に「ひとり女性のこだわりカード」を使い、それを使って分かった「気持ち」に注目して作り始めたものです。その「気持ち」を重視しながら、欲しかった暮らしラボでのアンケートや座談会を重ね、実際に形にしていきました。今後もアンケートや座談会を行い、さらなるブラッシュアップをしていきたいと思っています。

 

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