【結果】コミュニティについて

実施日: 2019年5月17日(金)〜5月26日(日)
母数:n=200

昨今コミュニティについての重要性を、よく聞くようになりました。そして良質なコミュニティが、日々の暮らしにも大切であるとも思います。しかし、コミュニティとは既に存在するものというより、作っていくもの、または参加していくものと考えた時、そこに何を求めているのかが重要な問いのように思います。

今回のアンケートの結果を見ると、お住いのマンションや街区でコミュニティがある程度形成されていることがわかりました。しかしながら、理想のコミュニティの姿と、現実のコミュニティの姿にギャップがあることも見えてきました。

例えばQ31の「いざという時のリスクヘッジ(孤独や災害から身を守る)になるコミュニティ」が理想だと思う人は、「とてもそう思う」と「思う」を合わせて79.5%でしたが、そう回答した人のうち、実際にご自身がお住いの環境では「全くそう思わない」と「思わない」と回答した人が合わせて44.5%、どちらでもないが24.5%いました。過半数を超える79.5%の人が「いざという時のリスクヘッジ(孤独や災害から身を守る)になるコミュニティ」を理想としながらも、現実とはギャップがあると回答していました。そのほかのコミュニティ(「住みやすい環境をつくるコミュニティ」、「新しい知識や生き方、暮らし方を模索できるコミュニティ」、「自分の成長のためのコミュニティ」、「生きがいのためのコミュニティ」)でも同様に理想と現実のギャップが見られました。

この結果から、潜在的にはコミュニティを求めているものの、きっかけがないために理想を叶えることが出来ていないように感じました。理想のコミュニティを実現するために重要なことは、一歩外に出かけることよりも、まずはマンションや街区のなかでコミュニティの「きっかけ」をつくることが大切かもしれません。年に数回のイベントや集まりも、コミュニティをつくるきっかけとして重要だと思います。一年に一度、みんなで食事会をするとか、地域のお祭りを一緒に行うといったような、仲良しの人と、そうでない人の広がりのあるつながりをつくる仕組みが必要そうです。

 

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