【結果】単身者の暮らしについて vol.02
単身者の暮らしについて、2回目のアンケートの結果です。
日本では、2015年に国勢調査を開始以降はじめて人口が減少に転じました。また、2010年以降、最も多い世帯は「夫婦と子」の核家族世帯から「単身世帯」となり、核家族が標準モデルだった時代は過去のものになりました(2015年総務省『国勢調査』より)。そういった家族観の変化を受けて、前回から単身者の暮らしについてのアンケートを実施しています。
今回は、お風呂場、リビング、ダイニングと部位を絞って暮らし方の実態について伺いました。また結果は、特に女性の回答者に着目して、どのように暮らしているのか、どんな価値観をもっているのかについて考えてみました。
特に入浴の実態と価値観については興味深い結果でした。
平日の場合、72.6%の人が夜に入浴していました。また1週間のうち週3日以上バスタブに入らずシャワーだけを利用していると回答した人が70%いました。そして1週間のうちシャワーとバスタブの利用割合がシャワーのほうが多い「シャワー派」の人は65.5%と、シャワーだけの利用の人が6割強いることがわかりました。また疲れをとるという意味であれば、ミスト付きシャワールームであれば浴槽につからなくても十分という人が12.4%、足湯で体を温める程度でも十分という人が13.3%いました。
単身者用の間取りは、一般的には30㎡から40㎡弱で広さ・間取りが限られています。今回の結果から、バスタブのないシャワーだけの間取りや、洗い場をなくしてバスタブを防水パン代わりに使う間取りも良いかもしれません。お風呂場を小さくしてその代わりに他の部分を広くとる可能性が見えてきました。みなさんは、どのように思いますか?