「デュオヒルズ伏見」の広々プライベートポーチで広がる暮らし方

【フージャースの建築めぐり】建築担当の裏話編

「フージャースの建築めぐり」シリーズの「建築担当の裏話編」では、作り手の思いや苦労した点など、広告やパンフレットでは知ることができないエピソードを紹介しています。
フージャースのモノづくりに対するこだわりを知っていただければうれしいです。

 

眺望の良さを生かして

「デュオヒルズ伏見」は、名古屋駅にほど近い都心部にありながら、開放的な眺望が得られる希少な場所にあります。この立地を活かした住まい作りのポイントを、物件担当者が語ります。

建築担当者の紹介
フージャースコーポレーション
建築本部 石橋 瑞月(いしばし みづき)

本物件の1番の特徴は広々としたプライベートポーチがあることです。ポーチがあることで専有面積以上のゆとりを得られ、さまざまな暮らし方ができます。

 



プライベートポーチのある暮らし

本物件は、名古屋駅から一駅の伏見駅徒歩7分という利便性の高い場所にあります。周りにも同じような高い建物があって視界が遮られてしまうことが多い都心部ですが、本物件の敷地は東と西の2面が道路に面していました。西のバルコニー側は公園と小学校、東の玄関側は大きな公園へとつながる道路があり、どちらも開けた眺望が得られる希少な立地でした。

この利点を最大限生かした住まいにするため、1フロア2邸とし、玄関前の空間にプライベートポーチを設けることにしました。コンセプトは「プライベートポーチがつくる新しいマンションライフ」です。玄関前に20㎡を超える空間を作ることで、同程度の居室面積のマンションとは一味違った暮らしができる住まいを目指しました。

 

プライベートポーチで広がる暮らしの可能性

ポーチは住む方によっていろいろな使い方をしていただけるように、シンクや防水コンセントを設置しました。音や煙にさえ気をつければ、ホットプレートを使ってバーベキューをすることも可能です。ハンモックや植栽をかけられる天井フック、ペットのリードを一時的にかけられる壁フックを設けるなど、玄関側に広がるアウトドアリビングとして活用できるような仕掛けを施しています。バルコニーに工夫を凝らしている物件はよくありますが、玄関側にはあまりないので、新しい挑戦でした。

2住戸の間に設けたエレベーターは、住んでいる階かつ自分の部屋側しか扉が開かない仕組みです。共同住宅でありながら自邸のプライベートを守るマンションを実現できました。

エレベーターは自転車も乗せられる広さとし、自邸のポーチに駐輪していただけるようにしています。1階共用部に自転車置き場のある一般的なマンションだと、自転車を置いた後、買い物の荷物を手に持ってエレベーターに乗らなければなりませんが、本物件では自転車のかごに荷物を入れたまま部屋の前まで行くことができ、非常に便利です。また小さいお子様のいるご家庭では、ポーチでお子様を自転車に乗せ、そのままエレベーターで地上まで降りられるので、これほど使いやすいことはありません。

 

みんなでも一人でも快適な空間

主寝室からプライベートポーチに出入りできるのもポイントです。通常のマンションだと共用廊下側に面する部屋は、窓に面格子を付けるのが一般的ですが、本物件はセキュリティ上、部屋の前を入居者以外の人が通ることはありません。その特徴を生かし、面格子のない掃き出し窓を取り付けることができました。部屋から出られる外の空間という意味ではバルコニーも同じですが、バルコニーは家族が集うリビングに接しているため、家族みんなで楽しむ場所という色合いが濃いと思います。でもこのポーチなら、ちょっと一人で外の空気を吸いたい時、主寝室から出てホッと一息つくことができます。
また、洗面室を廊下と主寝室の2方向から出入りできるようにしたプランの部屋では、お風呂から主寝室を抜けてポーチに出るということもできます。入浴後に玄関から外に出るのは気持ちの上でもハードルが高いですが、主寝室からポーチに出る動線を使えば、風呂上りのひと時をポーチでくつろいでいただけるのではないかと考えています。朝、目が覚めたらまずポーチに出て太陽の光を浴びるという使い方も気持ち良さそうです。

 

コンセプトに寄り添った高級感

通常1フロアに2邸のマンションの外観は細長い印象となりますが、ポーチの奥行のおかげで彫りの深い特徴的な外観となりました。また、バルコニー側はマリオンで縦ラインを強調、上階に行くにつれて透明度の増すガラス手摺を使うことで下階から上階へ表情が変わるようにしました。

外とつながる広々としたプライベートポーチに合わせて、エントランスとラウンジも自然を感じられるようなデザインとしました。

エントランスのアイストップになる壁は、あえて自然の石を採用しています。決して広い共用部ではいですが、ポーチのある暮らしに魅力を感じる方に訴求できる空間を目指しました。

物価の上昇に伴い建築費が高騰している中、都心部のマンションの専有面積は減少傾向にあります。プライベートポーチを作ることで専有面積以上の生活空間を提供することができました。お住まいの皆様にはぜひ、このマンションに住むからこそ実現できる暮らしをしていただきたいです。

 

デュオヒルズ伏見
こちらの物件は完売しました

所在地:愛知県名古屋市中区
交通:地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅徒歩7
総戸数:27戸
階数:15階建て
竣工:2024年8